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母とちびっ子人格

こんにちは。
スクール6期生の渡辺直美と申します。よろしくお願いします。

私は中学生の頃から自分の中の怒りや憎しみという感情に翻弄され、それが原因で人間関係での失敗を何度も繰り返してきました。そして、その度に自責の念に囚われ、どんどん自分を嫌いになりました。そんな自分を何とかしようと、ネガティブな感情を手放すために色々な方法を学び、試しました。 
しかし、最初は癒された気にはなるものの根本的な解決には至らず、むしろ自己嫌悪、対人恐怖などの歪みは増幅されているように感じていました。その後、うつ状態で体調まで崩してしまい、完全に行き詰まってしまいました。
そんな状態の中、先生の御本「ネガティブを愛する生き方」に出会いました。私にとっては、内容のひとつひとつが正に腑に落ちるような感覚で、一気に読み進み、スクールで学んでみたいと思いました。

その後、初めての先生の個人セッションで、私が「助けてください」と言うと、先生は優しく「助けてあげるよ」と仰ってくださいました。それまで、私は誰かに直接助けを求めた事も、他人からそんな言葉を掛けてもらった事もなかったので、とても嬉しくて涙があふれました。
そして私の家族関係の問題を指摘して下さり、「家族と向き合うこと。雑談でもいいから、家族とコミュニケ-ションをとる。それを徹底的にやること」とご指導いただきました。

私は子供の頃、母から精神的・身体的虐待を受け続けてきましたが、父が7年前に他界したことをきっかけに、母は自分が私にしてきた事を自覚し、それについて少しずつ話しをするようになっていました。
しかし、母との関係は以前と比べかなり改善されたとはいえ、なかなか自分の本当の辛さを伝えるには至っていませんでした。

先生のご指導のもと、母とのコミュニケーションの中で、核心に迫るような話しをしようとすると頭がぼんやりとして何を話したいのかわからなくなったり、眠くなってしまったりと抵抗が表れ、思うように進みませんでした。
それでも諦めずに、自分の中の母に対する感情と向き合ううちに、ある日母に対する怒りが沸き上がってきました。どうしてもそれを直接伝えたいと思い、すぐに母に電話をかけ怒りをぶちまけました。
感情的になった母が、子供の頃から聞かされていた私を威圧するような台詞を吐いた途端、私はワナワナと震え、母を罵倒して一方的に電話を切ったのです。
以前から親との取り組みについて、先生より「分かってもらうことが目的ではなく、自分の気持を伝えることが大切。伝えられた自分を認めること」と教えていただいていました。
それまでは、母にわかって欲しいという意識が強く、私の思い描く反応が母から得られないことに苛立ちを感じていました。しかし、腹から沸きあがる怒りを母に吐き出した事で、電話を切った後は不思議な程スッキリとし、分かってもらえない苛立ちを感じませんでした。

そんな経験を経ていよいよスクールが始まったのですが、5月のスクールの初日、私は言いようのない不安に呑まれていました。
授業の中で、どの分裂人格がその不安を感じているのか特定していったのですが、その時ちいさな女の子が薄暗いアパートの部屋で、ひとりぼっちで膝を抱えてうずくまっているのが見えました。じっと何かを我慢しているようでした。
この子の存在に、数年前から、薄々気付いてはいましたが、単純に自分の幼い頃の記憶としか捉えていませんでした。そして、特にどうする事もなく放置していたのですが、この子が自分の分裂人格だったということが、その時分かりました。

そしてスクール2日目の、分裂人格の感情を受け止めるワークの中で、その女の子がもの凄い勢いで感情を噴出し、私は仲間のひとりにしがみついて、号泣し、絶叫しました。
この女の子を、「なおたん」と名付けました。

私には3歳下の妹がいます。妹が産まれると母は妹に掛かりきりになり、私はあまり構ってはもらえなくなりました。私が度々家から抜け出しても気付かない位、母は私に無関心でした。また父は頭ごなしに怒鳴りつける人だったので、私は父に対し体が硬直するような恐怖心を抱いており、父に甘える事も頼る事もできませんでした。さらに、その頃から母の虐待が始まり、自分の不安や怖れを誰にも言えず、どこからも安心を得られない状況の中、なおたんは自分の感情を抑圧し我慢をしていたのです。

これまでの人生で、あのワークの時ほど号泣したことはありませんでした。
泣いても泣いても涙が止まらないほど感情が噴出し、腹の底から叫び声を発していることに自分でも驚きました。あまりの私の声の大きさに、横でワークをしていたグループが隣の部屋へ避難する程でした。「なおたん」の顔は涙と鼻水でグチャグチャでした。それでも、まだスッキリとはせず泣き足りていない様子でした。
ワークの様子をご覧になっていた先生に「なおたん、かわいそうでしょ?」と聞かれ、本当にかわいそうだと思いました。それまで、私は、自分をかわいそうだと思うことは、自分を悲劇のヒロインに仕立て上げるようで、自分に対してそれを許していませんでした。
本当の気持を押さえ込んで我慢させる事が、愛の無い在り方であるという事に気付かずに生きてきたのです。
かわいそうだと認める事で、なおたんの気持ちにようやく寄り添えたように思いました。
噴出しの後、私はなおたんと一緒に泣いたり、職場へ連れて行ったり、お風呂に一緒に入ったり、ごはんを食べたりと、なおたんを意識しながら過ごしています。

なおたんは、さびしくて仕方のない子です。本当は母に甘えたかったのに甘えられませんでした。最近、ようやく母に「さびしかった」と伝える事が出来ました。
それ以来、母は毎日のように私に電話を掛けてきます。
ある時、私が電話に出られなかった時「愛してるからね」とメッセージが入っていました。私は嬉しくて涙がでました。母からそんな言葉を言ってもらえたのは、生まれて初めてでした。
今では、「なおたん」は膝を抱えてうずくまる事はなくなり、私の別の人格に寄り添う優しい一面を見せてくれる事もありますが、まだ心を完全に開いてはおらず、自分の欲求をあまり口に出しません。「なおたん」が心を開き、本来の子供らしさを取り戻すために、彼女が何を望んでいるのかに意識を合わせ、母に伝えたい事があれば、主人格としてそれを伝える事を続けていきたいと思います。

これまでの取り組みを通じて、自分の感情を抑圧する事がどれだけ人間関係を歪ませるのかという事を、伊藤先生をはじめスクールの仲間から学ばせていただきました。伊藤先生は、人は人と関わることでしか成長出来ないと教えて下さいます。
私は自分の感情を抑圧し、人と関わる事を避けて自分の問題に向き合わず、ひとりで苦しんでいたのです。

最近では、母は「家族なのだから、どんなことでもいいから話して」と言ってくれます。これからも母とのコミュニケーションを深め、お互いに感情を晒け出し合える関係を築いて行きたいと思います。

渡辺 直美

【2010/09/28 16:27】 | スクール6期生


なべちゃん

シェアありがとうございます。

自分にもちびっこ人格の「あゆたん」がいますが、同じように寂しがりで、怖がりです。

そんなちびっこ人格に対しては、とにかく愛情をもってまめにケアすることを心がけています。

なおたんのように、溜めていた感情をきちんと吐き出せるように、主人格として受け止めたいと思います。



谷田
なべちゃん、シェアありがとう。

私は今、自分の中の抵抗と向き合っています。
諦めずにやり続けることで、なべちゃんのように
前に進めるのだ、と勇気をもらいました。

ありがとう。




yukky
なべちゃん、シェアをありがとう。

あのなおたんの悲痛な叫びが今も忘れられません。
寂しくて寂しくて仕方なかった気持ちが伝わってきて、私自身の人格も反応していました。
お母さんから『愛している』という言葉が聞けてよかったね!


私も今、自分の感情を伝えきれていない母へ手紙を書いています。
そのあとに実際に会って話そうと思って言います。

先生がおっしゃられるように母に分かってもらおうということではなく、
伝えられていない感情を伝えたい、
そんな自分を認められるようになりたいと思っています。

なべちゃんから勇気を貰いました。
ありがとうございます。



kei(高山)
渡辺さん、シェアありがとうございます。

私にもさみしがり、怖がり、どうしようどうしよう、
という人格がいます。

私の場合、ただ寂しかったというのは分かるのですが、
細かい所がボケていて、取りあえず私がどんな幼少期を
過ごしたのか、から母に直接会って聞いてみたいと思います。

母と離れて36年程の月日が経っていますが、
たまに会ってもそんな話をあまりすることなく来たので・・・。

兄弟が5人も居るんで、一人ひとり覚えているのか
一抹の不安もありますが、取り組んでみます。

「分かってもらおうと思うのではなく、
まず、自分の気持ちを表現する」でやってみます。

今度、「おろろさん」のことを聞かせてください。
よろしくお願いいたします。





山本
なべちゃん、取り組みのシェアありがとう。

あの時のなべちゃん(なおたん)の叫びは忘れなれません。
ずっとずっと抑えつけてきたのを思い切り出したなべちゃんは、すごく変わったと思います。

私もさびしんぼ人格がいるので、主人格として愛情をもっともっと注いでいきたいと思います。


かねだ
なべちゃん,ありがとう。

お母さんからの留守電のメッセージ,なべちゃんのブログで読んで,涙が自然に湧き出ました。ハートが暖かくなりました。

頑張ってきたんやね。
すごいなって思いました。

なおたんを救っているなべちゃんはほんとに頼もしい。

私も母ともっと繋がっていきたいです。


mukai
なべちゃん
シェアありがとうございます。

私の人格にも寂しんぼ、恐怖人格がいます。
いつも一緒に寄り添っていく事により、本当に元気になってきますよね。

私も今、母との取り組みをしています。
分かってもらおうとするのではなく伝えていく事を、これからは父親にもしていこうと思います。




かのう
渡辺さん シェアありがとうございます。

お母さんとの取組みを、あきらめずに頑張ってきた渡辺さん…胸があつくなりました…。

自分これから母に伝えていくのに、すごくびびっていますが、渡辺さんの取組みをみて、がんばらなくちゃと背中を押してもらいました。

ありがとうございます。


なべちゃん、ありがとう。

お母さんとの取り組みで着実に人格が変化しているのが凄いなって思います。

私は母を美化してしまい進めてい無いので
諦めずに、改めていろいろ思い出そうと思います。
そして人格に寄り添ってあげたいと思います。




やまだきみ
なべちゃん シェアありがとうございます

なおたんが笑顔になるにはどうしたらいいんだろう?って考えてます。
なおたんが満たされるようになるといいね。

“自分の感情を抑圧する事がどれだけ人間関係を歪ませるのかという事”
この言葉が沁みます。
でも抑圧するには理由がある。
そこのとこを理解していってあげなきゃ
と自分のチャイルド人格達に対して思いました。

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