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感じることの大切さ

7期生の城戸 淑子です。

今回は、自分の内面を見つめることによって、当時の一般的な常識からすると考えられないほど短期間で、ひどい摂食障害から回復するに至った経緯をお話しさせていただきます。

私は、リラに通い始めてから、もう8年になります。最初はセッションのみの取り組みでしたが、昨年予備校で学び、今年、とうとうスクール生となることができました。私がリラに来たきっかけは、今からお伝えする摂食障害が原因です。

さまざまな家族問題を抱え、小さい頃から感情の抑圧がひどかった私は、高校生ぐらいからリストカットを始め、大学時代に一度自殺未遂までしました。どうにか社会人になるまでこぎつけたものの、今度は、仕事で行き詰まりを感じ始めました。個人で頑張れば結果が出た学生時代と違い、人と関わりながらチームで行う仕事が、私には難しく、そのプレッシャーが、それまでの問題の上に積みあがった結果、摂食障害になったと感じます。

摂食障害にも、拒食・過食などがありますが、私の場合、一番治りにくいと言われる、過食嘔吐でした。体重は普通だったのに、太ることが気になりだして、体重のことばかりにとらわれるようになってしまいました。吐くことを覚えて以来、こうすれば思い切り食べられるということを学習してしまい、気がついたら毎日、帰宅後、酒を飲んで、過食しては吐くことの繰り返しでした。寝るのは深夜か明け方。それだけでは気がすまず、下剤の乱用もしました。そして吐けない時は、強引に徹夜。気がついたら、体重は28kgになっていました。それでも太るのが怖かったのです。今思えば、大学時代に付き合っていた彼がとても細身の人で、一度、「太るなよ」と言われたことも影響していると思います。

何をしても治らず、八方塞がりの時、伊藤先生と出会いました。過食嘔吐が始まって13年たった時です。そして、伊藤先生が開発された『人格統合』を元に自分の心の中の闇と向き合い、自分の分裂した意識(分裂人格)の統合をめざしていく取り組みを始めました。

日常を何も感じずに無意識に生きていた私に、まず、伊藤先生が教えて下さったのは、「感じること」でした。自分はどう感じているか、その感じはどこから来るのか、なぜそう感じるのか。

伊藤先生のご指導のもと、日常を意識的に過ごす努力をしていくうちに、自分の中に良い子・善信仰の要素が強烈にあることに、気がついていきました。

根底には、ただ「親に愛されたい」というシンプルな欲求があったのですが、その気持ちに、気がつくことができませんでした。自分がどうしたいよりも、まず「人から嫌われないためにはどうしたらよいか」という思いが強くでてしまうため、良い子を演じて、自分の感情に気付かずにいたのです。

そのため、その当時は、なかなか怒りを感じることができませんでした。家族や日常関わる人々への怒りを抑圧して、「どんな人も愛さなければいけない」と思い込む偽善者でした。そうやって抑圧された怒りは、膨れ上がっていきました。

一方で、真夜中、隣で寝ている旦那の首を理由もなく絞めたり、セッションで伊藤先生に対して暴言を吐くということを何度もしていました。人は無意識に、過去の解消されていない感情を他の無関係の人に向けてしまうことがある、とリラで教えていただいています。私の場合、心を開いている旦那や伊藤先生に対して、本来、自分の親や兄弟へ向けるべき怒りを出してしまったのだと思います。

そんな私に、伊藤先生は、本人に対して怒りを表現することの大切さを、何度も何度も教えてくださいました。怒りを出すワークをしたり、伊藤先生に怒りを引き出していただくうちに、家族に対するものすごい怒りがあることに気がついていきました。仕事に逃げている父、弟の心配ばかりする母、そして、私を苛め、支配し、私のプライドを滅茶苦茶にした弟への怒り。

リラで取り組むうちに、私は、「怒りを出すこと=嫌われること」ではないとわかり始めてきたことによって、徐々に怒りを表現することが出来るようになってきました。実際、父に、家族問題からの逃避や、家族問題を全て母の責任にしている事など、手紙4枚に渡る怒りを伝えて、話し合ってからは、父の所に行くことが嫌でなくなり、お互いに本音で話せるようになりました。

また、以前は、食べ吐きに対するものすごい罪悪感があり、自責にはまっていました。
 
しかし、「食べ吐きは、分裂人格の心の叫び」という伊藤先生のお言葉を聞いてから、食べ吐きをしたくなった時は、「自分の感情を抑圧していないか?」と内側に目を向けるようになりました。そうするうちに、「食べ吐きはしてもいいんだ。自分の内面の危機を教えてくれるものなのだ」と思えるようになり、とても気持ちが楽になったのです。食べ吐きの原因は、自分と向き合わないあり方・感情抑圧の表れでした。

そうやって、怒りを出し、本音を晒す練習をし、人格統合を進めるうちに、食べ吐きは徐々に減っていきました。4年前から今まで一度もしていませんし、今では、したいとも思いません。

また、食べ吐きの一因には、怒りの抑圧の他に、猛烈な淋しさもありました。また、体重が28kgになっても太るのが怖かったという異常な感性の裏を見ていくと、痩せていることへの世間一般からの賞賛、大学時代の彼からの一言などから「痩せていないと愛されない」という思い込みもありました。根底には、「愛されたい」という気持ちがあるのですが、それを素直に出せずにきました。その根本的な理由を探っていったときに、自己愛の欠落という課題が見えてきました。

分裂人格との対話は、自己愛への最初の一歩。愛してほしくて、淋しくて仕方のない分裂人格の気持ちを認めて受け止めることで癒されます。自分で自分を愛することを、伊藤先生に教えていただきました。それができるようになったのは、伊藤先生からたくさんの愛情をいただいたからです。

リラでの取り組みのお陰で、今では、あまり体重を気にすることもなくなり、今まで食べたいと感じることもなかった甘いお菓子が美味しく食べられるようになりました。

当時、過食嘔吐の摂食障害は、一般的に、治るのに、患っていた期間の倍の年数がかかると言われていました。つまり、私の場合、治す手立てが見つかってから、26年かかるはずでした。それが、たった4年で治ったことが、人格統合の凄さを物語っていると思います。そしてもちろん、長年支えて下さり、導いて下さった伊藤先生がいなければできなかったことです。

食べ吐きの経験を通して、自分の内面の変化が、ダイレクトに身体に影響していることを実感しました。これからも、身体と心のつながりを意識しながら、リラでの取り組みを続け、さらなる成長をめざしたいと思います。

城戸淑子

【2011/10/27 09:46】 | スクール7期生


美雪
城戸ちゃん

記事ありがとう。
交流会の時の発表を思い出していたよ。
とてもリアルに伝わってきて、城戸っちのこと少し分かった気がした。

すごい成長だし回復だね。
並々ならぬ努力をしてきたんだろうなと思うし、
やっぱり先生の愛情って本当に大きいんだなって・・・
これからも人格の声、たくさん聞いていこう。



Oishi
城戸ちゃん、

13年もの過食嘔吐から、たった4年で抜け出せたのは、本当に人格統合のすごさだね。
そして、その時の城戸ちゃんの努力も、ただならぬものがあったのではないかと想像します。
この話が、摂食障害で悩んでいる人達への、大きなヒント、希望となると思う。

交流会で、この話を発表してくれた時、大きな抵抗がでていたね。
辛い体験をシェアしてくれて、ありがとう。


けんけん
城戸ちゃん

城戸ちゃんと初めて会ったのは去年の2月の勉強会。

「偽善者」

って初対面で言われて驚いた。

怒りよりも鋭いなって思った。
城戸ちゃんはその後照れながら謝ってくれて
その後、予備校生になったよね。

何度か会ううちに、とてもハードなところを
くぐり抜けていたことにまた驚いた。

そんな中で社会に適応している。
そこも、とても尊敬しています。

摂食障害って精神科では難病とされている。
それをなおしたのだからすごいよね。

城戸ちゃんの頑張りはみんなの希望になる。

先生の愛をちゃんと受け取っている証拠だよね。

これからもリラで一緒に取り組んでいこうね。
よろしくね。




かのう
よっちゃん

ここまで頑張ってきたよっちゃんって
すごいと思いました。

交流会で発表をしている姿をみて、
今まで踏ん張ってきた事が、
ものすごく伝わってきました。

辛いところを頑張ることができたのも
先生のどこまでも付き合ってくれる
深い愛情があったからこそという事も
伝わってきます。

まだまだ色んな山があるけれども、
一緒に頑張っていきたい。


わか
城戸ちゃん

スクール入学前の先生のセッションで、
「城戸という、7年もリラに通っている人がいる。
 最初は大変だったけど、今スクール目指せるくらいに成長した。
 ご主人と出会ったのと同じ位にリラに通い始めていて、
 ご主人も、城戸ちゃんの成長ぶりがよくわかると
 言っていた」
 ということを伺ったんだ。
 
 私が知ってる城戸ちゃんは、
 その癖でどの分裂人格が出てるのかわかる、
 パッションにあふれた
 でもコミカルなかわいい人なんだけど、
 壮絶な苦しい所を抜けて来たんだね。
 
 摂食障害を短期間で乗り越えられたって、
 前にも書いたけど、同じように苦しんでいる人たちに
 人格統合を教えて上げたいと思ったよ。
 
 でも、やっぱりそれだけ短期間で乗り越えられたのは、
 いつでも真剣に向き合って下さる
 先生のおかげでもあるし、城戸ちゃんもあきらめないで
 やり続けてきたからだよね。
 そして、そんな城戸ちゃんをずっと支えて来てくれた
 ご主人が側にいてくれたからだよね。
 
 この体験談の発表のとき、ご主人は緊張してる
 城戸ちゃんの気持ちをほぐそうとして、
 鼻の穴にボールペン突っ込んで、
 城戸ちゃんが気づくのを待ってたよね。
 本当にいいご主人だなってその時思ったよ。
 


ヌー
城戸ちゃん

摂食障害だったことは話を聞いてわかってはいたつもりだけど、記事を読めば読むほど、本当にただのわかったつもりだったんだなということがわかりました。

人格統合のすごさはもちろんだけど、城戸ちゃんが諦めずに継続してきたからなんだね。
たったの4年で治ったなんて本当にすごい。
やり方は違っても、さらなる成長を共にしていきたい。




城戸さん

シェアありがとうございました。

蓋をしてきた思いや感情が、歪んだ形で身体に出てしまったり、伝えるべき本人ではなく心を開いた人に対して噴き出してしまうことを聞いて、抑圧するってことがどれだけ自分の大事なものを台無しにしてしまうのかと思いました。

取り組みの中で、今まで溜めていた想いを、両親に伝えることをしてきましたが、これからも自分の感じたことをその場で伝えていきたい。
自分も相手も大事にしたいから。

そう思います。


よっちゃん

シェアありがとう。
私も食べ吐きの経験があるし、今でも極たまにやってしまう。
まだ抑圧してることがいっぱいあるんだなと、よっちゃんの記事で改めて感じた。
ありがとう。良い子の抑圧見ていきます。


マロ
城戸ちゃん

摂食障害って、これを克服するのはとても難しいというのは聞いていた。
だから、本来26年位かかってもおかしくない年数を、4年という期間で克服できたのって、本当にすごいと思う。

人格統合のすごさ、先生の愛情とともに、その裏にどれだけ城戸ちゃんの努力があったんだろうって、感動します。

城戸ちゃんの今回の記事は、とても内面の辛いところにも触れる話でもあったと思うけれど、勇気を出してシェアしてくれたとこにより、すごく希望が見えた人もいるんじゃないかなって思う。

ありがとう。


inoue
城戸っち

シェアありがとう。

仕事柄、摂食障害の人と関わることも多かったけど
完治の難しさを感じてた。
それを4年で…って、本当にすごいことだと思ったよ。

そこには先生の深い愛情や人格統合のすごさと
城戸っちの頑張りの結果なんだね。
本当にすごいです。

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