FC2ブログ
重度の精神疾患を抱えて

初めまして。現在、カルマ清算コースで学ばせて頂いている、小西美樹です。

私は、二年程前から、一般クライアントとして、伊藤先生にセッションを担当して頂いてきました。
通常、先生が担当されるクライアントの多くは、経営者であったり、また芸術家、作家であったりと、社会的影響力の大きな方々です。けれども、私は経営者でもなければ、芸術家でも作家でもなく、社会的影響力などとは殆ど無縁な、ごく普通の専業主婦です。
それどころか、ほんの二年前までは、有能な精神科医からも、匙を投げられた程の重度の精神疾患者でした。
伊藤先生からは、「病名もつかないような、とんでもない症状の精神病」と言われました。そして、「認定ティーチャーではとても扱えないだろう」という理由から、先生にセッションを担当して頂くことになったのです。

しかし、私はその重度の精神疾患を、伊藤先生との出会いによって、たった一年程で完治するところまで導いて頂いたのです。
今回から二回にわたって、その精神疾患が治癒するまでの道のりを、お伝えしたいと思います。

私が、初めてご相談させて頂いたセッションで、先生は私の症状を、「記憶の認識異常」と表現されました。

その時々のリアルタイムでの記憶の認識が、時間の経過とともに、とめどなく変質し、時間や空間の感覚、現実感が完全に失われていくという症状が、最も大きく現れ始めたのは、今から九年前のことでした。

例えば、このようなことがありました。
ある日、近所の奥さんと、他愛のない会話を二時間程して別れました。その時の彼女は、始終とても明るく、気さくで、おおらかに話をしていました。

しかし、その日から三か月くらい経ったある朝、目が覚めたのと同時に、突然、まるでテープレコーダーを聞くかのように、はっきりとその女性の悲痛な泣き声が聞こえてきたのです。最初は、それが現実なのか、夢なのか分かりませんでした。
ですが、激しく動揺する私をよそに、彼女の声は止まらず、私に、ご主人から受けてきた、信じがたい暴力の数々を打ち明けてきました。

そして、その声が語る話は、確かに一度聞いた記憶がある話なのに、三か月もの間、まったく忘れていたかのような感覚として、私の中に蘇ってくるのでした。

それまでの人生で聞いたこともないほど過激なDVに関する話を、三か月間も忘れているなどということは、普通に考えてもあり得ないことで、私は自分に一体何が起こっているのか全く理解ができず、ひどく混乱しました。
また、その告白の内容の余りの凄まじさに、がくがくと震えが止まらず、私はその場に崩れ落ちる程の恐怖を覚えました。そうかと思うと、彼女の苦しみを思って泣き喚いたり、彼女に対するご主人の暴力に、怒りが噴き出し、ひとり家の中で暴れ回ったりもしました。
私は完全に錯乱状態に陥り、揚句の果てには、声を出すことすらも出来ないような日々が何日も続き、すっかり廃人と化していったのです。

私の中に記憶のように蘇ってくるそれらの情報は、現実に話した時間が仮に一時間だとしても、後から後からとめどなく、丸一日かけても話しきれないような膨大な記憶として蘇ってくるのでした。そのようなことが、様々な人との関わりの中で、日常的に繰り返し起こっていたのです。

その生々しい異常な感覚は、私をどこまでも苦しめました。混乱を極め、精神的に極限の中で、私はじわじわと確実に狂っていきました。
そして人生全般が、周囲を巻き込みながら転落していったのです。

しまいには、全く身動きがとれなくなり、布団から出ることさえもままならなくなっていきました。トイレにさえも這っていくような生活が続き、私は完全に社会から脱落していきました。

私がそのようになってしまったことで、多感な年頃だった娘は、極度の不安の中で、心を病んでいきました。飼い犬のみーちゃんは、私から発される異様な空気に怯え、見るからに不安定になり、私に全く寄り付かなくなってしまいました。

現実感を完全に失った私の言動は、周囲から見れば異常でしかなく、対人トラブルも絶えませんでした。他人からの信用も悉く失っていく中で、主人にも多大な負担をかけ、主人までもが精神的に追い込まれていきました。

そんな地獄のような日常から抜け出したくて、私は、何人もの精神科医や、霊媒師、占い師などに助けを求めました。ですが、私はどの専門家からも相手にされることなく、中には私の話を聞いて、馬鹿にしたかのように鼻で笑うような医師もいました。

そして、ようやく辿り着いた、心ある医師から、伊藤先生を紹介して頂いたのです。
私の訴えを真剣に聞いてくれた、その唯一の医師は、自分ではキャパオーバーであることを私に伝え、そこで伊藤先生の存在を教えてくれたのでした。

そんな地獄の苦しみの中で、初めて愛そのものである先生に、お会いできた時の感動を、私は一生忘れることができません。
初回のセッションを受けた時から、先生が私を受け入れてくださっていることが伝わってきました。そして、先生から溢れて出てくる頼もしさや力強さに、大きな安心感を得たことを思い出します。

それは、真っ暗闇の中に一筋の眩しい光が差し込み、凍りついた心が、みるみる溶け出し始めた瞬間でした。

その後、先生はセッションを通して、私の中で一体何が起きているのかを鋭く見極め、地獄から抜け出るために取り組むべき課題というものを、私の目線に立って、一つ一つ分かりやすく示していって下さいました。

次回は、病気が完治に至るまでの奇跡の道のりと、病気を克服してからの、霊的探求者としての私の成長について、お話させて頂きたいと思います。


小西 美樹