私のブラックホール
先生のブログにもあった通り、3期生の修了はあのような形のなってしまった。
私は、それに加担していた。アシスタントという立場にいながらという点で言えば、最も性質の悪いブラックホールといえるだろう。
高野山から戻っての後半、自分の意識が少しずつ少しずつ離れているのを感じていた。
様々な人格が浮上し、私はまんまと飲まれっ放しになっていた。
そろそろ、主人格が確立されていなければならない状況が迫っていたにも関わらず、うすうすヤバイと感じながらも、私は自分と向き合うことをせず、逃げ続けていた。
「もう、逃げられない」「やるしかない」とえらそうな事を言っておきながら、私はどこまでも逃げ続け、どこまでも抵抗していた。この時私は、自分のことしか考えていなかった。「自分だけが大変。」「自分だけが苦しい。」そんな、マイナスのスパイラルにはまり、全く何も見えてはいなかった。
何の努力もせず、怠惰な人格にのまれ、努力している人を羨み、その足を引っ張る意識を自分自らが発している事にさえ気付きもせずにいた。
その結果・・・。先生からの3期失敗の知らせ。
これを、聞いた瞬間私は始めて我に返った。何という取り返しのつかない失態をしでかしたのだろう。私はこの一年何をやっていたのだろう。
私は、今までの人生で頑張った事がない。これといって努力をした事も。なにをやっても中途半端。こつこつと努力なんて面倒だと思っていた。
そんな私が、果たして今急にこの果てしのないカルマの清算をこなし、自分を深く見つめ、受け入れ、霊的指導者の道を行くという生半可では許されない行をまともにこなせるだろうか。
そんなに甘くはない。
この「取り返しがつかない事をしてしまった」と気付いてからの日々が、今までの人生で一番辛かった。本気で死にたくなった。まず、ショックが大きかった。自分が、こんなにも簡単に裏切るのだと。
口で言っている事と実際にやっている事の違いに愕然とした。これが、私なんだ。私はそれを平気でやってのける人間なんだ。それを受け入れる事、自分の不甲斐なさ、ショボさを受け入れるのに必死だった。
この先で、どうやって取り戻そう。どうやって生きよう。そんな事ばかり考えた。
私は、宇宙からの信頼を裏切った。契約を破棄しようとした。
あの時の恐怖はきっと一生忘れる事はないだろう。もし、私が逃げから違う道を選択した時、きっと宇宙は何も言わず「そうですか。じゃあ、どうぞ。代わりは他にもいるので・・・」とあっさり切るだろう。人間には自由意志がある。
それが、とても恐かった。私は自分で逃げた、という事実に気付いている。
そんな、卑怯な自分、先生も皆も裏切って逃げた自分を一生許せないまま生きる事になる。
そして、宇宙が私に与えてくれた沢山のギフトを放棄し、負け犬としての人生を歩く事が、どんなに苦しみを伴うか。考えただけで恐かった。きっとその後で後悔しても、それこそ先生のいう「期限切れ」なのだろう。もう二度と同じチャンスはない。一度破棄した契約が再度結ばれる事はきっと無いに等しいのではないか?
初めて「失敗したらやり直せない事もあるんだ。」と知った。
私は、先生も皆も裏切った。自分可愛さに、自分が楽な方に行きたいが為に。
どれだけ後悔しても、時間は戻らない。私のやらかした事実は消える事はない。
でも、だからといってこれをただの事件として終わりにすることは出来ない。
先生は言った。「結果を出して初めて失敗が生きる。結果を出さなければただの失敗」と。
何度も何度もこれを自分に言い聞かせ、出てくる様々な人格と向き合いながらの「階段の行」だった。被害者意識、抵抗、罪悪感、自己卑下、後悔・・・。
一生懸命頑張ってこの一年をやり遂げた仲間とすれ違う度、後姿を見る度に申し訳なさで泣けてきた。先生が細い足をプルプルしながら一段一段上る姿に、偉大さを見てまた泣けた。本当に先生は、何事においても手を抜かない。遊びも学びも仕事も・・・。「私を見なさい」という言葉が聞こえてくるようだった。一転生一往復。階段を上る度に、一転生がどれだけ大変か、かみ締めながら上った。そして、こんな私に対し、まだチャンスを与えてくれている宇宙に、先生に本当に有難いと思った。最後23転生をした所で終了となった。
この行は、私にとってとても意味深いものになった。
終わった後は、足は大変な事になっていたが、スッキリとしていた。ちょっとしたやり遂げた感だ。私でも頑張れたという自信にもなった。
翌日もリラに泊めていただいたのだが、夜中にベランダで見た夜景は言葉に言い表せない程、澄んでクリアだった。先生が、「インディゴ色だね

」と言った。
明らかに空気感が今までと違っていた。思いがけないギフトをもらったようだった。
私はこの日の事、この一連の出来事を一生忘れない・・・。
中村 愛
私はスクール生ではありませんが、個人セッションを受けつつ2Daysワークショップで愛さんや3期生の方とご一緒させて頂いたことがあります。
伊藤先生の「連帯責任」と愛さんの記事を読んで、人格統合の入り口にいる私は本当に肝が冷えました(>_<)
ワークショップでスクール生の皆さんの真摯な取り組みを見て「すごいなあ」と自分の励みにもしていたのですが、それでも…それでもこのような厳しい判断が下りることがあるなんてショックで、主人格を確立するハードルの高さに愕然としました。
そして、「期限がある」ということ。
いつまでも初心者ヅラしていては本当にいけないと思いました。
自己の結果の落とし前もきっちりつける、そんな先生と愛さん、3期生の皆様の姿勢に頭が下がる思いです。
本当にお疲れさまでした。
思いを伝えて頂きありがとうございました。